床版取替えでは、既設床版よりも軽量であることが求められる。しかし、軽量化・薄型化は疲労強度の低下を招く。
ESCONと超高強度鉄筋を組合せることで、軽量・薄型かつ疲労耐久性の高い道路橋床版の開発を行う。従来のRC床版と比較し約半分の厚さ。
松井名誉教授(大阪大学)、東山准教授(近畿大学)のご指導の下、各種強度試験、輪荷重走行試験を実施。
ESCONスラブを簡易化し、仮設の覆工板へと応用する。
従来の鋼製覆工板と同等の重量で薄型、低騒音の覆工板を製品化する。
従来のコンクリート製受圧板に対して1/2~1/3程度軽量で、なおかつ同程度の価格となるアンカー用受圧板。
ESCONと既存の鋼材加工技術を組合せたRCとすることで、従来工法と比較し、1/2~1/3重量を削減できる。また、緻密なコンクリートであるため耐久性にも優れる受圧板である。
NETIS登録済み [QS-170016-VE]
工法 | ESCON受圧板(450kN タイプ) | 従来工法(PC製 450kN タイプ) | 現場打ち受圧板 |
概略図 | |||
構 造 | RC製 (鉄筋コンクリート) |
PC製 (プレストレストコンクリート) |
RC製 (鉄筋コンクリート) |
重 量 | 約1.46t | 約2.4t | 約5.4t |
コンクリートの耐久性 | 設計耐用年数100年 とすることが可能 |
一般的なコンクリート相当 | 一般的なコンクリート相当 |
補正角度 | 最大20度 (別途角度調整台座を使用) |
約10度 (別途角度調整台座を使用) |
約10度 (別途角度調整台座を使用) |
優れた耐摩耗性を活かした表面保護パネル材。磨耗による被害が顕著である砂防えん堤がメインターゲット
ESCONの強度特性・耐久性を活かした、薄くしかも腐食しない保護蓋。当社の港湾・漁港用アンカーと併用可能。
柱部材の軽量化・耐震性向上を目指し、ESCONと超高強度鉄筋を組合せたRC柱部材を製作し、正負交番載荷試験を実施した。なお、本件は九州大学との共同研究として実施している。
超高強度鉄筋と組み合わせる事により、従来のRC桁よりも桁高が低く、軽量な上部工を目指す。中小規模橋梁の架け替え需要をターゲットとし、下部工への影響を抑え、高耐力化を可能とする。本件は、九州大学との共同研究として実施した。
セシウムから放出されるガンマ線を遮蔽する目的で開発された放射性廃棄物保管容器。
ESCONγNiteBOXは、セシウムが放出するガンマ線に対し遮蔽率の高いγNiteを耐久性に優れたESCONで挟み込んだ構造になっており、放射性廃棄物に含まれるセシウムから放出されるガンマ線に対して高い遮蔽率を有し且つ、耐透水性や耐凍結融解性、耐薬品性に優れているため放射性廃棄物の長期保存に適している。